九折越からの山頂
 2014年04月10日  大分県豊後大野市側から 周回日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程  九折登山口7:48~分岐8:05~観音滝を横に見る8:30~三尾コース~10:08三尾10:23~坊主尾根岩峰ルート入口10:44
 ~坊主尾根出口12:56~13:23傾山山頂13:43~14:36九折越14:48~上畑コース~沢15:50~16:53分岐~
 ~九折登山口
17:00      9時間12(休憩含)    上り累積標高差 約1380m
山    名  日本300名山・傾山(1602.2m)
天    候  

前日は長時間運転だった。由布岳SAで深夜割引の為の仮眠をとった。でも5時間半も寝たし、マズマズだ。
登山口までは結構長い道のりだったので予定していたスタート時間を1時間以上も遅れてしまった。

元々遠征初日には特に登りたい厄介そうな山、それを傾山にきめていた。
だから予定時間が遅れたとは言え予定通りの坊主尾根を通る右回りコースでスッキリ終わらせたい。
豊後大野から竹田へ向かい途中から祖母山登山口のある尾平方面への道を辿り、途中を左へ、奥岳川の支流九折川に沿って行くと登山口駐車場。




横にはトイレがあり、登山届をかいた。先客の1人と思われる車が1台停まっていて早くに登られた様子だ。
駐車場前には炭カル工場があり、その横から歩き始める。
 
 
稜線分岐
暫くは送水管に沿って歩いて行く。
下山に使う上畑コースの分岐があるが、そのまま真っ直ぐに進む。

左に観音滝の滝壺の案内があり、
下りかけたが遅れている時間の事を考え直ぐ引き返した。
滝の上部へは大きく高巻くが、途中滝が見えるポイントがあり一応納得。
滝の落ち口の沢を渡り、愈々登りが始まると云う感じだ。

高度が上がるに連れて傾斜も厳しくなり一つ目のピーク1171へ着く。


登山口の標高が375mだったので既に800mは登って来たことになるが、
山頂へはこの先通過する坊主尾根が待っている。

幾つかのコブを越えると坊主尾根とトラバース道との分岐。
表示には難路とされているが、もしもの為にロープも用意して来た。


三つ坊主の上に立ち眺める。


行く手を見上げると右側が垂直に切れ落ちた岩壁の峰が幾つもある。
三つ坊主の下りで単独者に出逢い、色々と情報を入れる。
先客の1人はこのAさんだったのだ。私とは反対の左回りと云うことだ。それにしても速い。
私が下りに使う上畑コースには倒木が酷くて大変だったそうで、明るい間に私が下れるかも心配して頂いている様子。



   
嫌らしい岩場の下りを過ぎ、何ヶ所あったのか分からない登り降りを繰り返し、
疲れもピークに近づきつつある。
坊主尾根を越えた。でもそれは甘かった。
     
山頂まではその前に岩の壁が見える。
疲れているところにフィックスロープがあるとは言え、岩を登るのはかなり辛かった。



山頂はもう一つ上のピーク。


力を振り絞って、ヤレヤレである。
岩の上で大の字になり達成感を存分に味わう。
春霞の様な空気ではあったが祖母山方面のゴツゴツした山並みが見えていた。

登ってきた坊主尾根の岩峰群を見下ろす


山頂を振返る


九折越までの下りは平坦な尾根道で歩きやすかった。
峠の50m向こうには小屋もあり広々した所だ。
あとは下るだけだが、そんなに時間に余裕はない。早めに腰を上げて下り始める。



九折越から山頂を振返る


九十九折の急坂をドンドン下る。特に急坂の800m辺りではAさんが話していたアケボノツツジやミツバツツジが咲いていて和ませて貰った。
沢まで下ればもう一息だ。



そう思ったのは束の間。沢沿いの道は何ヶ所もの倒木との闘いの始まりだった。
Aさんが心配してくれていたのはこの事だつた。簡単に思っていたが大違い。
大木が谷へなだれ込んだりでルート取りやリボンを探すにも苦労した。
一時はビバークも考るほど酷い状況だったが、一応明るい時刻に下山出来てホッとした。


傾山の事を、Aさんは九州では2番目に良い山だと言っていた
私も眺めて良し、登って値打ちのある山と思った。もう少しすればアケボノツツジが一斉に花開く事になる。


駐車場で帰り支度をしている時、前の工場の方が話し掛けて来た。
「山はどうでしたか?」と
登山道の管理を任されている方なのか、状況を話すと
「雪の後どうなっているのか、それが知りたかったのですありがとう、直ぐに登山道の整備に入ります」と。

麓の集落からの傾山


高千穂に回り、定休日だつた高千穂温泉を南進。日之影温泉駅でを流した。
http://www.hinokage.jp/web/kankou/onsen.html

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