国見八方睨からの八経ヶ岳
 2014年06月29日  奈良県R309トンネル西口登山口から日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程  トンネル西口8:10~奥駈出合8:47~弥山小屋9:57~10:17八経ヶ岳10:40~弥山小屋前・国見八方睨11:03
 ~奥駈出合12:15~13:07クサタチバナ群生地13:21~トンネル西口14:10
  全行程 計 6時間00分(休憩含)  上り累積標高差 約1230m
山    名  八経ヶ岳 (1915m)
天    候  曇りのち晴


梅雨の中休みと自分の休みが重なった。一日だけなので日帰りの山を歩きたい。
そうだ、久しぶりに八経ヶ岳へ登ってみよう。
3年半もご無沙汰の八経ヶ岳、少しは変わっているかもしれないな。



噂には聞いていたが、行者還トンネル西口の駐車スペースは駐車料金が一日1000円。
既に数十台の車が停まっている。
登山届をポストに投入し出発。


雨の後なので登山道は少しジュクジュクしていたけれど、気温は低く意外に歩き易い
しっとりした雰囲気の中スイスイ歩ける。
大きなザックを担いだ人が前を歩いていた。追い抜き際に声を掛けて顔を合わせると、冬に観音峯で出逢った奈良のカメラマンMさんだ。
昨夜は行者還小屋だったそうで、朝靄の中のクサタチバナは良かったとの事。良い写真が撮れたのだろう、結構満足気は表情だった。

弥山小屋前には既に多くの団体さんが休んでいたが、素通りして八経ヶ岳山頂へ。
今日は調子が良く休憩も無く山頂へ来てしまった。せめて下山はゆっくり楽しもう。
谷からは勢いのあるガスがドンドン上がってきて周囲の山の姿は殆ど見れないが、少しだけ明星ヶ岳の姿を見れた。

此処に変化を発見。明星へ続く尾根に、立ち枯れが随分進行している事に気が付いた。


山頂
   明星ヶ岳
 
蕾の天女花
  ここでは針葉樹の匂いがする

天女花(オオヤマレンゲ)はまだ蕾だった。七夕にならないと咲かない様だ。

そして二つ目の変化を発見。
天女花の代わりと言ってはこの花に悪いが、鹿ネット周辺にマイズルソウの群落。
これだけ大きく拡がったのは最近の事だろう。ビックリだがこれは嬉しい変化。


マイズルソウ

国見八方睨のたっぷり水を含んだ苔


弥山からの下山中だった。団体ツアーの最後尾で引率中のこまさんに出逢う。
少しだけの立ち話だったが、山で知り合いに逢うと特に嬉しいものだ。


時間の余裕もあるので、クサタチバナを見に行く。
奥駈出合から北への尾根道は今までのジュクジュクした道から開放されて乾いた道になる。
それに人影も無くなり静かな山歩きが出来る。
長い奥駈道の中でも最も歩き易くて、ブナ、カエデ、シロヤシオが疎らに立ち並ぶ明るい尾根だ。
私的には奥駈道の中でも最も好きな場所である。





左端から八経ヶ岳と弥山。右には三ツ塚の鋭鋒鉄山。


北東に目をやると大普賢岳


ガスが切れてきて天気も良くなり、稲村、バリゴヤ、釈迦も見えていた。

3つ目の変化発見は、ドンドン拡がっているクサタチバナの群落だった。



 

南北50mくらいに拡がっている様にも見えた。


暫く歩かない間にこんなにも変化が有るとは、驚きの八経ヶ岳詣になった。


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