狼平
 2016年02月11日~12日  奈良県天川村川合から 狼平避難小屋1泊
 メ ン バ ー  タンタンさん、DOPPO
行    程  2/11=天川村役場8:43~一つ目の鉄塔9:20~10:35坪ノ内林道合流点10:55~11:55栃尾辻12:15~天女の舞12:35
     ~13:07金引尾根分岐13:19~途中休憩20分~高崎横手14:37~狼平14:53
     【 初日行程  約10.7km  6時間10分(休憩含)    上りの累積標高差 約1200m
 2/12=狼平6:18~弥山小屋7:15~7:41八経ヶ岳7:53~弥山神社8:16~8:50狼平荷物撤収9:30~10:40金引尾根分岐10:45
     ~11:16栃尾辻11:26~坪ノ内林道合流点12:15~天川村役場13:12
     【 2日目行程  約16.2km  6時間54分(休憩等含)    上りの累積標高差 約590m】
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      全行程  約27km   13時間   上り累積標高差  約1790m
山    名  弥山(1895m)八経ヶ岳(1914.9m)
天    候  2/11=晴れ   2/12=曇り


タンタンさんに誘われていた、この冬の八経ヶ岳。
最近は腰痛などで思いザックは敬遠しているが、久しぶりに行ってみたくなった。
特に狼平は四季を通じて快適な場所。冬には何度か利用しているここの避難小屋は好きな場所なのである。

初日は狼平まで。翌日に八経ヶ岳へピストンして下山する計画。
今年は暖冬なので積雪も少ないしトレースもあるだろうとスノーシューと12本爪アイゼンをカットし、ワカンと6本爪アイゼンに切り替えたりして全てを軽量化した。
冬装備では初めての12kgだ。腰痛持ちの自分でもこれで大丈夫だろう。







【 1日目 2月11日】

休日の天川村役場に駐車させてもらい、全く雪のない登山道へ入った。


薄暗かった植林の急坂を登り切り、一つ目の鉄塔に出ると、青い空が広がっていて稲村ヶ岳やバリゴヤの頭が見えてきた。
Tさんはザックが重いのか、調子が上がらずゆっくりペースだ。
二つ目の鉄塔を越えると坪ノ内林道に合流。ここから見る稲村ヶ岳方面の展望は素晴らしい。バリゴヤの頭や行者還岳も並んでいる



おっとこれは?
もとより路線バスなどないこの林道に・・・・どう解釈すれば?
通れそうもない大荒れの林道にこの看板です(◎_◎)



林道の雪も異常に少なく、日当たりの良い所は結構地肌が出ていた。
  栃尾辻で休んでいると後ろから賑やかな声がして4人のグループがやって来た。
ヒップソリで天女の舞で遊ぶのだそうだ。


その天女の舞へ着くとカナビキ尾根から登ってきた方達などを含め10人ほどが遊んでいた。気温が高くて樹氷は落ちてしまっている。



カナビキ尾根分岐を過ぎると下山して来る数人と方達とすれ違った。
雪が少ないのでカナビキ尾根から日帰りしているらしい。
頂仙岳を巻いているところで冬の大峰では第一人者と言っても過言では無い山童子さん御一行に出逢い、久しぶりに話を交わした。

  
 
高崎横手を過ぎ、狼平へ下る道
  狼平の吊橋。
橋の上の雪も解けている

 

天気がよく明るい静かな避難小屋



神戸から来た単独の方とも一緒に小宴会をした後、寝袋に入った。
この時期にしては異常なほど寒さを感じない夜だった。
深夜3時ごろ外に出てみた時、空には星が輝いていたが・・・



【 2日目 2月12日】

矢張りタンタンさんは風邪気味でお腹の調子も悪いらしく、八経ヶ岳を諦めるといって小屋で待つと云う。
まだ夜は明けてなかったが薄暗い中、私だけ単独で出発した。


尾根に上がるころには次第に明るくなったが、夜に星が出ていた空は欠片も無い。
ガスに覆われている。

流石に弥山に近づくと積雪も増えてくる。


 
 

 弥山小屋前の鳥居
  弥山小屋
 

 八経ヶ岳への吊尾根の雪屁も殆ど成長していない
  空はドンヨリだが、セルフタイマーで。


展望も何も無いのでとっとと下り、1時間弱で狼平小屋へ戻った


  荷物を撤収し、お世話になった狼平避難小屋を出発します







一つ目の鉄塔にて稲村とバリゴヤの最後の展望を惜しみつつ下った



静かで人が少ない冬の天の川温泉。気持よく二日間の汗を流し、すっきりした気分で帰宅した。
帰宅後に記録を見直してみたところ、このルートでの厳冬期の狼平と八経ヶ岳は実に8年ぶりだった事が分かった。
でも今年の場合は厳冬期と言えるような山ではなかったかな!



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