No,305  四国の山

その1 石鎚山

《 2001年12月7日、  車中泊 》

《 メンバー    単独 》
《 12/7 石鎚ロープウェイ前=(ロープウェイ)=奥前神社〜成就社〜前社森〜石鎚山  往復 》

12月6日
明石海峡大橋を渡り淡路島から鳴門大橋、高速道にて西条インターで下りる。石鎚登山口の下見をして車の駐車場所を探すが無料の場所がなく元来た道へ引き返す。道路脇の広い駐車帯が今夜の宿泊場所、コンビニで買った弁当と酒の肴、家の冷蔵庫から持ってきたビールと焼酎で道中の疲れが何とか取れ横になる。天気予報では冬型になる模様だ。
  

12月7日
目が醒める。予定の出発時刻を廻っている。また寝坊をしてしまった。下山だけロープウェイを利用するつもりであったが1時間も遅れては仕方ない。登りもロープウェイを使う事にした。土産物屋、旅館、駐車場と、手広くやっているおっちゃんに駐車料700円を払い始発時刻を聞く。9時の始発となると1時間も待つことになる。おっちゃんの店に入れてもらい、ストーブを囲みながら話はを弾む。お茶も頂いた、奥のほうからおばちゃんが昨日搗いたという草もちを出してくれた。なんと気の良い人達だろうか。この集落には若者も子供も一人もいなく、40名ばかりの老人だけが残っているそうだ。


9時15分)ロープウェイで奥前神社(1300m)まで、10人ほどが乗っていた。その内5名が山頂を目指している。残りの5名は石鎚成就社迄で引き返していった。少し下りかけてまた高度を上げてゆく。八丁坂を経て前社森の手前に試しの鎖場があり一旦登り掛けたものの岩が凍っていて引き返す。巻き道を通り前社森に着いた。もう目の前は今年初めての樹氷の世界。

一人は引き返していった。
茨城県の筑波大生という四国遍路をしている若者、岩手の盛岡から来た夫婦連れも「雪の無い四国の山へと思ってきましたが・・・」とつぶやいていた。
丸い木の階段や鉄の階段は滑りやすい、筑波大生は先に行ったが頂上直下のハシゴの凍結で引き返していった。僕は念の為に持参していたアイゼンに履き替え山頂に立つ。
12時5分〜12時20分))
強い吹雪で立ち止まれず、小屋の陰で手早く食事を済ませた。岩手の夫婦連れはアイゼンもなしで登ってきていた、流石雪国の人たちには叶わない。その後第2便のロープウェイで来た2人の登山者が山頂に到着。雪の世界に浸りながらロープウェイの駅まで下る(14時50分)
結局、ガスと吹雪で石鎚山の姿は全く見えないままの登山でした。

西条の町はずれに戻り湯之谷温泉へ。ラッキーな事に入湯料300円、ところが石鹸もシャンプーもなく浸かっただけで・・・
チョイくやしかった。


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