2014年05月8日  長野県木曽駒高原から日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程  林道取付き5:10~6:27標高1600m6:35~7:34水沢山7:50~岩の展望地10:20~10:33大棚入山10:55
 ~13:23水沢山13:30~林道取付き14:50
   計 9時間40分(休憩含)  上り累積標高差 約1200m
山    名  大棚入山 (2375.2m) 水沢山(2003.8m)
天    候  快晴


前回は緩んだ残雪にやられたこの大棚入山だった。そのリベンジにやってきた。
前回の山行で感じたのは、水沢山までは急登ではあるがヤブは低く、大したヤブではない事が分かり、薄い踏み跡もあった事だ。
この時期は昼も長く、林道も雪が解けて車が入れるだろう。
ただ水沢山から上の稜線は残雪を使って歩ける方が良い。
そんな事を思っていたのだが、結果は稜線には殆ど残雪無く、倒木帯越えとヤブコギとなった。





前回は林道歩きから始まった。雪が融けているので取付き点を探しながら車を走らす。
字が薄くなって読み難いが水沢山登山口とも読めるような道標があったのでここから登ることにした。
踏み跡は続いていたが急坂にさしかかると殆ど判らない。ただテープが残っていた。



    滑り落ちそうな程の急登は前回登ったルートと大して変わらない。
軽アイゼンを履くと不要な筋力を使わなくて済んだ。
アイゼンは笹ヤブでも効果あり。

腰まであった笹が急に足元の長さに変わる頃、急登から開放される。
この一帯にはカタクリが多い。朝早いのでまだ開いてはいないが、
戻って来る頃には開いているだろう。


水沢山までは有る程度の踏み跡があるので判り易い。

水沢山手前の展望地で、御嶽や乗鞍、笠、穂高を見る。





水沢山からも稜線上に残雪は殆どなく、倒木を交わして進むには時間が掛かった。

倒木が少なくなると今度はヤブだった。


 
 
偶に出てくる残雪も歩き難い。
 
北斜面には雪が残っている。ヤセ尾根の急登も丁度雪の切れた所が有り登る切ると岩の上はアルプス展望台。

辿ってきた尾根の向こうに御嶽


右手に木曽駒の雄大な姿を見ると、此処までの疲れも吹っ飛ぶほどだ。


小さいピークを越えると山頂は近かった。
この高まりが山頂のようだ。



テープやリボンがやたら括り付けてあった。
山名板は無かったが、その標の積りだろう



笹の間に小さく三角点(2等三角点)あり




山頂からの木曽駒



下るときにはシッカリ開いていたカタクリ


取付き点に咲いていた桜


水沢山から大棚入山までの標高差は累積でも400mほどだが、倒木帯とヤブこぎで3時間も掛かった。
当然長袖にも拘わらず、両腕の傷がその手強さを物語っていた。

ある程度の量の残雪があったならばどうだったろうか?
ヤセ尾根の急登は雪が無い方が良さそうだ。
水沢山までの急登をも含めて考えてみると、却って雪が無い方が時間が掛からいのかもしれない。
何れにせよリベンジ出来て満足である。


道の駅に有った100円割引券で「せせらぎの四季」で汗を流し、明日の遠山郷へ向かう。


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