袖ダキから湧塚尾根のダキ群を見上げる
 2011年04月03日  麓(宮崎県延岡市北川町)から 日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程  祝子川登山口6:45~大崩山荘7:05~湧塚尾根分岐~裾ダキ8:40~湧塚下のダキ9:08~
 ~10:00湧塚上のダキ10:10~10:52大崩山山頂11:05~~坊主尾根分岐11:24~小積ダキ~展望台
 ~坊主岩12:24~13:03大崩山荘13:15~13:40祝子川登山口
山    名  大崩山(1644m)
天    候  晴のち小雨

前日のうちに祝子川(ほうりがわ)上流の温泉「美人の湯」へ到着。
この温泉は地元が経営する日帰り温泉の様に聞いている。
今日は温泉の一段下の駐車場での車中泊になる。

兎に角は温泉に入る。先客はただの1人だけ、全く静かな山奥では登山客、釣り客、そんなところだろう。
風呂から出て、ここの支配人に登山道の状況などの情報を入れる。


話によると私が予定していた二枚ダキのコースでは下るルートに難がある様だ。
ヒドい笹藪こぎで道まちがいによる遭難が多いらしい。初めての人にはお勧めできないとのことだった。
支配人さんのお勧めルートに変更し、湧塚尾根を登り、坊主尾根を下るコースに決めた。
尚この辺りでは切立った岩場のことをダキと呼ばれている。
美人の湯

今日まで出逢った九州の山ヤさんの話によると、この大崩山を絶賛する人が実に多かった。とりわけ山頂より道中が良いと言われているのだ。
どこがどんなに素晴らしい山なのか、私は前夜からワクワクし通しだった。

温泉から林道を車で走り、登山口脇に駐車した。
午後からの天気が下り坂になる予報なので少し早めの出発だ。




朝は雲が覆っていたが、薄っすらと岩峰が目に入る。
度肝を抜かれる迫力だ。





大崩小屋の前に道標が有り、左が坊主尾根コース。
真っ直ぐが湧塚尾根コースだった。

小屋から20分程で沢に掛かった不安定な橋を渡ると湧塚尾根の取り付きだ。


ロープを伝って登ると裾ダキ
眼前の絶壁はは400mもあるという小積ダキ

ハシゴとロープで登り、湧塚下ダキへ




上のダキへは岩の間を抜けロープを伝って回り込めば岩の上に上がれる


湧塚上ダキから山頂へは笹ヤブの稜線歩き。
山頂からの展望は無く、山名板だけ際立っていた。



小積ダキでは途中で出逢った地元宮崎の方と再び一緒になり
ここからは坊主尾根の下りを案内して頂きながらご一緒した。

左が上ダキ 真ん中が中ダキ


少し揺らぐ不安定なハシゴあり




小積ダキと向こう側は登りに使った湧塚尾根


これが坊主岩だそうです
岩と岩の間にもハシゴ

坊主尾根はハシゴとロ-プの連続での下りだった。


バリエーションを堪能し沢を渡って大崩小屋へ戻ったころから小雨になってきた。
小屋の中は広く囲炉裏があり40名は寝ることができそうだ。ここで一休みして下山した。



山頂こそ展望は無かったが素晴らしい景観とバリエーションの大崩山
この山は地元の山ヤさんに限らず絶賛するのは間違いないだろう。
惜しむらくはアケボノツツジの開花時期で無かったこと。


途中で出逢った宮崎の「山の上一番」さん、下りでの案内ありがとうございました。