当日は姿を見る事が出来ず、後日白雲岳から展望した
 2014年07月31日  北海道上士幌町から日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程  十六の沢登山口5:00~あと6kmの標示5:296:09広場休憩~岩場6:23~森林限界這松帯6:50~あと2.5km標示7:26
 
~あと1km8:108:50山頂9:10~あと2.5km10:30~広場休憩11:34~十六の沢登山口12:20

    計 7時間20分(休憩含)  上り累積標高差 約1270m
山    名  日本200名山 二ペソツ山 (2012.7m)
天    候  濃いガス


この山は三年前に来た時に三国峠から初めて見た。
「何と格好よく素晴らしい山だ」、「次に北海道へ来た時には絶対に登ろう」と強く思っていた山だ。

深田久弥が日本百名山執筆後に初登頂し「ニペソツには申し訳なかった。実に立派な山であることを、登ってみて初めて知った」
と記しており、まぼろしの日本百名山と言われる国内最東端の2000峰




昨夜はたった一人の幌加ステーション。国道沿いなのに殆ど車は通らない北海道のど真中だ。満点の星空を見て今日の好天を予感した。
朝起きると濃い霧の中だ。兎に角すぐ南にある橋を渡るとニペソツ山と石狩岳入り口の道標あり。少し走ると石狩岳への林道と別れる。
ダートの林道を8kmで終点の十六の沢登山口。既に4台の車が有った。


十六の沢登山口

昨夜の星空とは反対に朝から霧の中だ。
登山口の沢を渡り急坂を少し登ると、あとはゆっくりした登山道が続いていた。
一向にガスは切れない。2人ほど追い抜いた。


丸木の橋を渡る


岩場が一ヶ所


 

森林限界になり岩の上を歩いたりして前天狗に着くと、ひと張りのテント。トイレブースもあった。
本来ならばここから鋭く美しい山頂の姿が見える筈なのだが、何とも残念な天気になってしまった。

 
 

本来ならこんな姿


少し下り、もう一度アップダウンをを繰り返し、最後の急坂を回り込むように山頂に向うが、その山頂の姿は最後まで現れなかった。
強烈な風で身体が冷える。後ろが断崖になっていたが風裏は静かだった。
エネルギーの補給をする、でも不完全燃焼のままだ。
濡れていてもいいぞ、高山植物に癒されながら下ろう。




悪天の中、引率の先生に導かれた10人程の高校生らしい団体とすれ違った。
折角だから山頂では晴れてやってくれれば良いのだが、私が下山する迄晴れる事はなかった。


ミヤマアキノキリンソウ
  ヨツバシオガマ
 

 コマクサ
 
エゾツツジ

 
イワブクロ
  ミヤマセンキュウ
 

イワギキョウ


ウメバチソウ


下りかけに、少し明るく成りかけた


余裕が有れば今回の遠征中にと、後日、再度のニペソツ登頂を試みてはいたが、結局は条件が合わず、叶わなかった。
次の遠征の目標としよう。

明日は石狩岳だ。
層雲峡へ戻り、食糧調達と温泉で癒した。
黒岳温泉(割引券利用で500)


翌日、石狩岳登山中に微かに見えた鋭鋒 二ペソツ山



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