石狩の肩から見た山頂
 2014年08月01日  北海道上士幌町から日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程  シュナイダーコース登山口5:16~尾根取付き5:578:26稜線分岐(石狩の肩)8:359:03石狩岳と最高点ピストンと休憩9:50
 ~10:15稜線分岐(石狩の肩)10:27~尾根取付11:47~シュナイダーコース登山口12:20

 計 7時間4
(休憩含)  上り累積標高差 約1200m
山    名  日本200名山 石狩岳 (1967m)
天    候  晴れ


石狩岳は日本海へ流れる石狩川と、太平洋へ流れる十勝川の支流音更川の源流にあり
二ペソツ山と共に東大雪を代表する山だ。
三年前に登頂を試みたときは、林道が閉鎖されていて撤退した思い出が残っている。




昨日と同じ林道入り口から入りダート道を北へ進む。
ユニ石狩岳への登山口を右に見て更に進むと右手の草むらの広場が登山口駐車場だった。簡易トイレもある。
静岡ナンバーの車が一台だけ停めてあった。既に登って行かれたのだろう。

身支度をしていると、砂利道の中をスクーターがやってきた。

スクーターはレンタカーだと仰っている東京の方だ。天気は良さそうだし山頂も見えている。

登山道に入ると直ぐ何の細工もしていない石を置いただけのお地蔵さんの前を通る。
そして暫くは熊ザザの中を沢沿いに歩く。

朝露でビショビショになることは分かっていたのでスパッツは着けていたが、腰まで濡れる。
こんな所で熊に出会ったら大変なので今日は鈴が二つ、喧しいほど鳴らした。

尾根の取付きにシュナイダーコースの道標。このコースは急登で有名だが、まだそんな雰囲気はない道だ。




 

 

早くも東京のスクーターさんが追いついて来た、そして暫く話ながら一緒に歩く。
この方の半袖、半ズボンと小さなザック姿はこの山では異様な感じがした。
私より二歳も年上だとおっしゃって居たがトライアスロンをやってたとの話で納得。
長い右回りで一周して戻るとの事で先に行ってもらった。


木の陰から見えた二ペソツ山


石狩山頂が見えてきた


標高が1400mを超える頃、評判の急登が始まり、稜線の石狩の肩まで続いた。


  石狩の肩は既に森林限界を過ぎ、周囲は這松だった。
砂地の所にはコマクサが咲いていた。

青空が広がり、山頂の眺めは、まるで南アルプスを思わせる。
そんな雰囲気の山肌で雄大である。

山頂までの残り標高差は250m

静岡ナンバーの方だろうか、ここからの距離で100mほど先に見える。
あのスクーターさんはもっと上の方を快調に登っているのが見えた。




静岡ナンバーのSさんには山頂の手前で追い付いた。何とその方は昨日ニペソツ山で出会った方だった。
ガンで肺の一部が取り除かれていると仰言った。登りは辛いらしくゆっくりだが、このあたりの山へ登れるとは凄いとしか言いようがない。


  山頂表示は登り切った所に倒れたまま置いてあった。

地図の表示によれば最高点はその向こうの高まりになる。
10
分ほど行った所だったが、ほんの1mだけ高い事になる。
石狩岳山頂に戻りSさんと暫く話し、花の写真を撮りながらゆっくり下山へ。


最高点から見る石狩岳山頂


 
 
 
 
 

 
 

 
 

白っぽいコマクサ


登山口駐車場横の沢 その向こうに石狩岳


昨日同様、層雲峡へ戻り黒岳温泉に浸かった。



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