愛別岳
 2014年08月03日  北海道
 メ ン バ ー  単独
行    程  愛山渓温泉5:33~沢の橋5:54~村雨ノ滝6:398:03銀名水8:10~永山岳8:42~愛別岳分岐9:159:58愛別岳10:12
 ~愛別岳分岐10:50~比布岳10:57~愛別岳分岐11:0511:15安足間岳11:30~当麻岳12:0412:47姿見ノ池分岐13:00
 ~13:55沼ベンチ14:00~分岐14:27~沢分岐15:06~愛山渓温泉15:23
     9時間50  上り累積標高差 約1300m
山    名  愛別岳 (2112.7m) 、安足間岳(2194m)永山岳比布岳(2197m)当麻岳
天    候  晴れ


愛別岳は国内最北の2000m峰で表大雪では珍しく急峻な山。

明日から天気は崩れる。明日は休むつもりなので今日は存分に楽しんでおこう。多少無理しても良いだろう。
登山口の愛山渓温泉までは舗装路。温泉の前の駐車場は広くて結構車が停まっている。
そうだった今日は日曜日だ。
でも入山届けをみる限り、愛別岳まで行く登山者は今のところは自分一人の様子
沼ノ原を散策する人や、永山岳までのピストンが多い。
ここ愛山渓はヒグマの出没が多いと地元の方が言っていたので気をつけなければ・・・・。





沢沿いに付いている道を進む。溢れる緑が瑞々しく、水の流れが美しい。
分岐を右手に取れば三十三曲がりの道だ。出来れば下りでそこを使おう。
往路は滝の横を高巻く道を登った。ザレたロープ場を超えると滝の上に着き、沢を渡り、愈々登りが始まる。


良く見ると愛別岳への道の標示がない
     
     
     

広い斜面についている道は岩がゴロゴロしていて両側が笹薮の道。
やがて森林限界過ぎた。ここでは登って来たルートが確認できる。
永山岳が見えて来る。雪がも残っていて、そこが水場だった。近くにはベンチが有り暫く休む。そこからひと登りで永山岳
     
 永山岳からの愛別岳   安足間岳
 

強烈な印象で目指す愛別岳が視界に入ったてきた。その姿は大雪山系ではあまり見ない鋭い山容だった。
ザレた痩せ尾根を下った先にある岩峰には怖さを感じる。
うっかり足を滑らすと谷底まで行ってしまいそうだ。

先ずは永山岳の向こうの安足間岳へ。其処を超えた所に小さい道標があり、愛別岳の分岐だった。
ズルズル滑りそうな斜面を慎重に下る。分岐で少し会話した青年Oさんが先をゆく。
山頂直下は落石が怖いところだ。Oさんとは少し間隔を置いて合図しながら登った。


愛別岳



ザレ場を左へ下ってゆくと愛別岳

左奥雲海の中にニセイカウシュッペ山が見えている
 
愛別岳への分岐から見る安足間岳の北壁

 鞍部からの愛別岳

 
愛別岳山頂で
 

分岐へ戻り当麻岳へ。そこにいたOさんと暫く話す。
何とOさんは富良野岳から十勝連峰を北へ縦断し、トムラウシ山から表大雪を北へ縦断して来たのだと言う。
然も旭岳へもピストンし、丁寧にも最北の愛別岳をもやってしまったのである。


真ん中のザレた尾根をこちらへ下って来て登り返すと、ここ愛別岳

 Oさんは愛別岳を済ませて安足間岳へ向かった
  私は愛別岳を済ませて比布岳へピストン

旭岳(比布岳から)


安足間岳でOさんと合流した。 少し遠回りになるが一緒に沼ノ原を廻って下ることになった。
当麻岳への下りは兎に角、見晴らしが良い。
お花畑の中、左に旭岳や沼が点在する沼ノ原を見下ろし乍らである。
しかし沼ノ原への下りは結構な道のりなのだ。旭岳の裾の”姿見の池”への分岐からでも登山口まで5.4kmとの表示があった。

 
 
 

 
 
 
 
 

 










当麻岳


沼ノ原は憩いの場所だ。Oさんとその風景を楽しみ、堪能した。







下山して入った愛山渓温泉の女将さんが言っていた
「愛別岳は登る山ではなくて見る山だよ」と。
そう言えば途中の道標には北鎮岳などの名ばかりで、愛別岳の文字は無かった。
案内図にも愛別岳への道の表示が無いことに、下山して始めて気が付いた。

気立てが良くてよく喋るこの温泉の女将さんが創ったコーヒーゼリーのサービスが嬉しく、印象に残っている。
そして、Oさんを駅まで届けて愛別岳への長い一日が終わった。



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