果無山
 2014年11月13日  奈良県十津川昴の郷から果無山脈縦走、和歌山県田辺市竜神村小森へ下山。自転車にて昴の里へ戻る
 メ ン バ ー  単独
行    程  昴の郷4:10~果無集落から山道へ5:00~5:27天水田5:35~6:20果無峠6:30~果無山6:36~石地力山6:57
 ~ブナの平7:18~筑前タワ8:36~カヤノダン9:39~10:25冷水山10:40~黒尾山11:03~安堵山11:40~
 ~和田ノ森12:25~小森集落登山口13:15             計 9時間05分(休憩含)  23.3km
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 自転車で  小森集落13:25~牛引越14:25~昴の郷16:15   計 2時間50分  33.3km
山    名  果無山(1114m)、石地力山 1139.5m)、ブナの平(1121m)、カヤノダン(1178m)、
 冷水山(1262.3m)、黒尾山(1235m)、安堵山(1183.7m)、和田の森
(1049m)
天    候  早朝は曇り一時雨 のち晴れ


自転車デポ地にした下山地の小森集落へ着いたのが前日の16時だった。

民家の横だったので一応声を掛けて自転車を置かして頂いた。
そこから登山口の十津川の昴の郷までの山道は車を飛ばして約1時間、33kmあった。
縦走後はこの道を自転車で戻ることになるが、 峠も有り、辛いかもしれないので心しておこう。
この果無山脈の縦走は一般的には反対のルートをとる人が多いようだが、
私は標高が少しでも高い方へ自転車をデポするようにしているのでこのようにした。

一応登山口の確認をしておいt、広い昴の郷の駐車場で車中泊した。



行程が長いので早朝出発に越したことはない。3時半に起床し、出発出来たのがは410分、まだオリオンが輝いている時間だった。
トンネルをくぐり、道標の有る柳本橋を渡る。真っ暗な中での揺れる吊橋は不安だった。




これは帰着の時に撮った柳本橋


通った道は国土地理院の地図には載っていないところもあった


ヘッデン頼りだが、何処よりも道標が多いのは有難く、殆ど間違いそうなところは無い。
果無集落を抜けた所で登山ポスト有り登山届を出した。そして歩き易い山道に入った。

「ドドドドー」動物の走る音が聞こえる。多分鹿なのだろう。
動物にはあまりビックリはしないが、いきなり「バサッ」と大きな音。
木の枝が落ちる音だったがこれには肝を冷やした。

天水田、まだ真っ暗だった。ベンチのようなものがあり一息いれる。


果無峠まであと少しの所まで登った頃、パラパラと雨が降ってきた。
こんな寒い日に濡れたら大変だ、直ぐに雨具を着る。
この辺りで東の空の一部がオレンジ色になり、薄明るく成り足元が見えるようになった。


果無峠では朝焼けは無くなり小雨は降り続いている。
ここまで標高差920mほど稼いだことになる。エネルギーの補給をした。


林道から果無集落への入り口には水場があった
果無集落から山道に入る道標

天水田で休憩
  果無峠、実際はもう少し明るくなっていた

稜線は北風が強くて指先が冷たい。もう冬の寒さだ。
雨は果無山を過ぎた頃止んだ。落ち葉の稜線は晩秋の装い。

それでも少し下り鞍部辺りになれば色の付いた鮮やかな葉が残っていて風に揺らいでいる。

そうしているうちに晴れ間も出て来た。
「よ~っしゃ」

見えなかった先のピークも見えてきた。
ようやく快適な果無山脈縦走が始まった。


次々に現れる道標はとてもわかり易いので安心出来る。
一箇所紛らわしいテープの付いている所があったが、此処では地図で確認した。
 
 
 果無山
   





 
 
 
 
 鹿のフェンス
 
 

カヤノダンの手前で振返ると、見えた果無山
  
カヤノダン 
  カヤノダンは広~いピークだった
 


快適な稜線歩き(終始こんな道が続いていた)
  
 
大きなブナが根こそぎ倒れていた
  冷水山山頂の様子
 

 冷水山で
 
冷水山から北側の展望
 

冷水山を下って行くと林道が見えた 
  冷水山を振返る
 
 
100メートルほど林道を通る所が有った
  安堵山
 

安堵山を下ると広い道が並行していて紅葉に癒された
  
 
長かった道も、もうエピローグの和田ノ森
  小森集落下山口の案内図
 

デポした自転車のところ


自転車での帰路に和田ノ森を仰ぐ


帰着した「昴の郷」


20年間憧れていたロマンチックなネームの果無山脈。
果無と云うだけあって行程は長かった。縦走した今は余韻に浸っているが、肩の荷が下りたような気がする。
先人達はそれを生活道として使っていたのだから驚きである。




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