霞んでいて見え難かった与那覇岳
 2015年04月17日  沖縄県国頭村及び名護市から
 メ ン バ ー  単独
行    程  与那覇岳=国頭村森林公園から3kmの駐車地からピストン 約2時間
 名護岳=名護青少年の家からの林道脇からピストン 約1時間
山    名  沖縄本島最高峰・与那覇岳(503m)、名護岳(345.2m)
天    候  快晴


1月にゲットした格安航空のキャンペーン価格、沖縄往復3980円。これを使って沖縄の山へ登ってみようとやって来た。
那覇空港には登山用の大きなザックを担いだ人は私以外何処にも見当たらず、場違いな感じがした。


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着いた一昨日の晩は糸満市・「道の駅いとまん」に近い居酒屋・倉ん家さんの大将や地元の人達と楽しいお酒で、アッと言う間の4時間。
地元の方から泡盛の古酒や美味しい県魚「ぐるくん」の唐揚げなどもご馳走して頂いてこの上なしです。



昨日はレンタカーで丸一日、景勝地を観ながら北上した。

知念岬


首里城


万座の海


古宇利大橋と古宇利島


今朝も本島北端の断崖、辺戸岬へ立ち寄りる。天気は良いが、見える筈の与論島は霞んでいて見えず。
奇岩の山、辺戸御嶽は絶景だった。




そして愈々ヤンバルの森、与那覇岳へ。
ヤンバルとは沖縄本島北部、自然が多く残っている地域で最北が国頭村(くにがみむら)



その国頭村の森林公園から奥へ3kmのところが登山口の駐車地。その先50mで登山道に入る


道に大した標高差はなく、静かな森林といった雰囲気。林道跡の様な道が続いた。
すると大きなに木に停まっている鳥を発見。
黒い色だが、カラスより大きい。まさかヤンバルクイナか?
良く見ると頭の上に大きな飾り羽根が付いていて、クチバシの色も違うのでヤンバルクイナではない様だ。
カメラを構える前に空高く飛び去って行った。

本州では見られない植物が多い。ゼンマイの様な大きなシダ類の3mもの高さに驚嘆。
やがて細い登山道に入ると僅かに急坂を登る。間も無く最高点らしき所を通るが、藪の中だ。
この辺りの藪の中には所々にマングースの二種類の捕獲器が仕掛けられている。
外来のマングースがヤンバルの森の生態系を壊しているらしく、その対策らしい。
少し下って登り返すと山頂標識のある三角点に到着した。歩き始めてほぼ1時間だった。
薮に囲まれた山頂からは展望は無く殺風景なところだ。
こんな薮の中だからハブが住んでいるかもしれないが、夜行性なので昼間は活動しないらしく、一応は安心出来る。


ゼンマイのお化けと思っていたのは、帰宅後調べてみたところ、ヒカゲへゴと云う名のシダ類で5~6mにもなるのだそうだ。


最初はこんなに広い道
  ここから細い山道に入る

山頂にて(最高点ではなく三角点)
 
マングースの捕獲器

ヤンバルの自然を体験出来たので、少し展望の良い山をNETで捜してみた。
高さは無いが名護岳がヒットした。

名護岳へ移動する途中で寄り道をする。
東の海岸線へ出て慶佐次のマングローブの林や今話題の辺戸岬の海も見下ろした。

マングローブ林


名護岳へ。
名護青少年の家を越えて林道を進むと東屋の横に駐車スペースが有り、其処からスタート。

山頂へは僅かなアップダウンが有ったが30分程で着いた。そこは樹林から抜け出した気持ち良い草地。
南には辺野古の海、東には名護の町、北に古字利島が望め、太平洋と東シナ海が両方望める絶好の眺望ポイントだった。

名護岳



古宇利島方面


名護市を見下ろす


沖縄の山は殆どが常緑樹が埋め尽くしている。名護岳は展望出来る数少ない山だったのだろう。



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