昨日の移動には時間が掛かったけど、睡眠不足は避けたかったので朝は遅い出発となった。

拡大します

下山口の六十里登山口に自転車をデポして福島県側の田子倉登山口へ移動。
思い出せば3年前、会津朝日岳からの帰り、この252号を移動中に田中陽気さんに出会った場所だ。
トイレの有る駐車場のその先を左に入る細い道を進み広い駐車場に到着。
此処が登山者用の駐車場だろう、登山届けポストもあった。
駐車場の前にはJR只見線の線路とトンネルも見えている。

沢沿いの道を進む。美しいブナの森を歩く。大久保沢と表示の看板は大きな木の幹に。
明瞭な尾根になり背後に田子倉湖が見える。ひと登りすれば見晴らしの良い展望地だった。
大きな浅草岳の山容が目の前だったが上はガスに包まれていて見えない。
この辺りから木の色付きも鮮やかになってきた。左下の深い谷には雪渓が見える。
登山口

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ブナの森
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大久保沢水場の大きな木
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「田子倉眺め」 |
「田子倉眺め」を過ぎた
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細尾根になる
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一服出来る岩場が剣ケ峰「鬼ヶ面眺め」と言われている。山頂付近のガスが取れかけている。
暫く待ってみたがガスは取れないが、迫る紅葉の斜面が綺麗だ
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「鬼ヶ面眺め」着
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山頂見えず
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ソロソロ急登が始まる

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痩せた尾根になり左に鬼ヶ面の大岩壁。壁の上は大小の尖った峰が並んでいる。
下りに通る積りのあのギザギザ峰は怖そうだ。

この先は特に急登になった。岩のバンドは細いので要注意だ、そんな所を何度も通過する。
ただ滑り難い岩なのでまだ良いが、特に雨天など下りに使いたく無いコースだ。
帰路に通るあの稜線、結構なアップダウンがありそうだ

山頂が近くなる

見下ろす感じになった鬼ヶ面

浅草岳山頂

山頂付近には10名ほどが寛ぎ中
今回登って来た南側とは対照的に北側にはやさしい広い尾根が広がっている。
前回は残雪の春山、あの尾根を右から登って来た事になるが季節が変われば全く雰囲気が違って見える。

前山方面へ広がる草紅葉


前山を過ぎれば愈々あの大岩壁の際を進むことになる。谷川岳にも似た雰囲気がした。

左には登ってきた尾根が見える

左は切れ落ちた谷ばかり

右手の北西方向には大きな山容の守門岳
遥か南方向に見える筈の尾瀬の山、燧ケ岳や至仏山は雲の中だった。

鬼ヶ面山

グルっと廻り、鬼ヶ面山側から見た大きな浅草岳

前岳から鬼ヶ面山まではアップダウンが多くてタフなコースだったけど、南岳側は長いが緩やかな道が続いていた。
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南岳を下る
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新潟側の六十里登山口へ下山
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ほぼ下り坂になるR252を東へ、デポしていた自転車で22分、マイカーの待つ只見沢登山口へ戻った。
車の通行は少なかったがカーブやトンネル、スノーシェッドが多くて自転車では危なっかしい道路だった。
待っていた折角の紅葉の時期、好天が続かなかったのでチャンスが無かったけど、少しはストレス発散できたようだ。
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