翌日登った大札山から見えた前黒法師岳(真ん中)と右奥に聖岳、上河内岳
 2021年04月24日  静岡県川根本町寸又峡温泉から前黒法師岳へピストン
 メ ン バ ー  単独
行    程  寸又峡温泉公営駐車場4:35~飛龍橋5:15~5:26登山口~6:17林道横断(小屋跡)~1つ目の道標7:27~
 2つ目の道標(イワカガミ群生道標)7:55~白ガレの頭8:13~展望台8:36~9:00前黒法師岳10:00~展望台10:25~
 ~2つ目の道標11:00~一つ目の道標11:23~林道横断12:12~登山口12:53~寸又峡温泉公営駐車場13:40
     計 20.2km  9時間05分(山頂ほか休憩約80分含)   全行程の上り累積標高
 
約1450m
山    名  前黒法師岳1943.8m)
天    候  晴れ


前黒法師岳は一昨年登った朝日岳、沢口山を含めて寸又三山の一つで標高は一番高い。
この山は黒法師岳への通過点の山としての存在くらいでマイナーな山。少し進めばヘリポートがあり水場があるので
テント泊で黒法師岳を狙う登山者もいる。下りで出逢ったソロの女性はそう話していた。男3人組はヘリポートでテントを張り黒法師岳や不動岳
の展望を楽しむのだと言っていた。そんな話を聞けば一度行ってみたいが、この急登を重いザックで登りきる自信はもう無い。



拡大します


前夜はSLが走る終点の千頭駅裏の道の駅「奥大井音戯の郷」で車中泊した。
早起きして寸又温泉の公営駐車場へ。薄明るく成り掛けた4時半を過ぎたころ温泉街を歩き始める(標高510m)。

舗装路を進み景勝地と成っている「夢の吊橋」を右下に見ながら飛龍橋を渡る。

夢の吊橋


登山口は飛龍橋を渡って左の未舗装の林道を進む。


飛龍橋手前
 
登山口(標高590m)   足場の悪い急なザレ場を登る
 
この急な尾根に石垣のある集落跡(湯山集落)が100m上まで続いている
  急な植林の尾根を登り、標高1000mで林道を跨ぐ。
潰れかけた小屋があったが意外に綺麗で休憩には良い。

 

小屋の前から朝日岳が真正面に見える


標高が1200mを超えるころ植林帯から自然林に変わってゆくと少し緩やかな登りとなった。
 
 
この山にテープもリボンも無いが赤いペンキマークが目印となる。
 
再び急坂となり二つ目の標識
 

その前からイワカガミの葉がいっぱいあったがここに(1600m)群生地の看板
 
 
群生は広い、けどまだ咲いていない
探しまくってやっと見つけた開花しかけのイワカガミ
 
 アカヤシオ
 
ミツバオウレン
 

南側が切れ落ちている「白ガレの頭」(標高1650m)
この先に展望所が有ったがまだ曇り空、下山時に期待した。
 
再び急登300mで山頂。樹木に囲まれた殺風景な山頂だ。
 

この山域独特の串刺しの山名版だ。
休憩しているところへソロ男性が登ってきた地元静岡県の方でこの山域は滅法詳しい方で情報を一杯もらった。
また、この山に「県外の方が来られるのは滅多に無いです」とか云って珍しがられた。
話込んでいるうちに1時間が経ってしまい下山へ。

  
展望所へ立ち寄る
 
  木が邪魔をしているが真ん中に大無間山
 

聖岳と枝の向こうに上河内岳が見えた


下山後、再び飛龍橋から夢の吊橋を見ると渡っている観光客の姿。水の色が格別綺麗だ。
チンダル現象という物理化学現象による光の反射が微粒子の影響で青い色を反射して起こるらしく、
ここの水色は季節によってエメラルドグリーン、ターコイズブルー、コバルトブルー、ミックスブルーなどと言われている。
コロナ禍でも土曜日とあって観光客が多かった。




温泉は前回同様「翠紅園」とした。


TOPへ  山へ残した足跡(日付別)  山へ残した足跡(山域別)   大峰へ残した足跡  台高へ残した足跡 
日本300高山                  日本100名山
  日本200名山  日本300名山