2021年06月15日  新潟県新発田市加治川治水ダムの登山口から蒜場山へピストン
 メ ン バ ー  単独
行    程  ダム駐車場5:35~登山口5:40~(10分休憩)~7:30岩岳7:43~8:22烏帽子岩8:37~9:35山伏峰9:40~9:50蒜場山頂10:50
 ~12:00烏帽子岩12:10~12:55岩岳13:00~(休憩15分)~(休憩10分)~登山口14:30~ダム駐車場14:35
     計 12.0km  9時間00分(山頂ほか休憩 2時間25分含)   全行程の上り累積標高
 
約1250m
山    名  蒜場山(ひるばさん 甲信越百名山・越後百山 1363m)
天    候  晴れ時々曇り


新潟県新発田市と阿賀町の境界線にある山。
越後百山にも選定されていて飯豊連峰が近く、展望が良いとの事で計画した。
この蒜場山から稜線に沿って行けば飯豊連峰最高峰の大日岳に辿る(登山道は無い)位置にあり甲信越百名山にも選定されていたのだ。
この山に登頂すれば甲信越百名山(こんな百名山は今まで知らなかった)の全山制覇となる事にも気づいた。

前夜は登山口のある加治川治水ダムから5k程手前にある滝谷森林公園のキャンプ場の駐車場で車中泊した。
天気予報では阿賀町側が10時から、新発田市側は13時から晴れる。
10時山頂を目指して行こうと思った。膝の事を思うとゆっくり余裕を持って登りたい。



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加治川治水ダム出発は5時半過ぎだったので時間には余裕がある。
因みにこの加治川治水ダムから奥への林道は荒れていて現在は閉ざされたままとなっている。
嘗てはこの奥には湯の平温泉が有って飯豊の北俣岳への直登登山口が有った所。



蒜場山の登山口は堰堤を渡った向こうにある。

  登山口ポストに記録した。
登山計画はいつもの様に県警地域課に予めメール送付しているので
記入の必要は無いのかもしれないが一応登山届けを投函した。

 
先ずはシダや雑木の中の道を登る
  早くも晴れ間が
 
 
ブナだけではなく杉の大木も多かった

 
階段状の道を登り直ぐに楽な道が暫く続いた。
松林が終わり、杉とブナの道に代わる。



辺りは靄が掛かった状態でも一瞬だけ青空が見えてテンション上がる。
青空は出たり隠れたり、でも遠望はままならず。


 

  休憩をたっぷり取りながら岩岳に着いた。
頭の上は青空でも遠くには雲が多く周囲の山は見えない。






岩岳から一旦下り、幻想的なブナの純林を通過。

 

烏帽子岩の手前の鎖場1
 
烏帽子岩の手前の鎖場2

鎖場を登り烏帽子岩に立つ。ここは見晴らしが良い筈だけど、またガスに囲まれて視界悪し
  

烏帽子岩からまた 鎖場を降り、痩せ尾根を通過
 
兎返しの鎖場
 

ガスの中に山頂らしき姿が見えた
 
近くに見えてきたピークは山伏峰のようだ。
 

山伏峰の手前でバッチリと山頂の姿を見た。


そこそこ疲れも出て来ていた。そんな時花が多くなり歩き易くなった道の向こうに山頂が近づいた


低木に囲まれている展望の効く山頂に到着だ。
昨夕の雨の性でスパッツの効果低く、靴の中はジュクジュク。靴下を乾かし裸足になって雲が切れるのを待った。


山頂はあまり広くない
  立派な石の標柱
 

ふと、横の灌木が揺れているのを見た。風にしてはこの木だけ揺れるのも変だとは思ったが大して気にしなかった。
今度はザワザワしながら木が揺れているのを見た時、木に登った熊がヒョイと頭を出してこちらを見た。
私がそれを見て、咳払いをして存在をアピールすると雑木の中を勢いよく駆け下りていった。
追い討ちをかける様に念の為に笛を大きく吹いた。

その事を下山中にすれ違った2人組に話したらチョット強張っていた。
熊はとても臆病なので人を見ると直ぐに逃げてくれる。ツキノワグマに出遭うのは10回目となるがいつもそうだった。


僅かの間だけでは有ったが雲の流れの間に飯豊連峰を見た。 1時間程待ってみたけど飯豊主脈の山は、その時見えただけで雲の中に隠れたままだった。




----下山へ----

復路では晴れ間も多くなってきた。 前後に鎖場のあった烏帽子岩へ。


朝、展望が悪かった岩岳では飯豊連峰西側の山並みが見えていた。

  

もう登山口は近い、見えてきたダムの向こうには焼峰山。


降りは花を撮りながら、しっかり休憩を入れてたっぷり時間を掛けた。

この山で見かけた花の殆どは、山伏峰から蒜場山への稜線に咲いていたもの。
 レンゲツツジ
  キジムシロ

コバイケイソウ
 
アカモノ
 

 ツクバネウツギ
 
ナナカマド
 

イワカガミ
 
イワカガミ
 

 マイズルソウ
 
ウラジロヨウラク
 

6時間程でピストン出来る方もいるが、奥深い蒜場山はアップダウンもあり手強い山の印象。出合った方は二人連れの一組だけだった。

温泉は国道近くまで降りて、新三川温泉「まるに」へ


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