アンギラス(軍艦山)
2022年06月28日  北海道上川町ニセイカウシュッペ登山口からアンギラス、ニセイカウシュッペ山へピストン
 メ ン バ ー  単独
行    程  登山口7:35~アンギラス分岐9:00~10:00アンギラス10:20~アンギラス分岐~ニセイカウシュッペ山11:20~登山口14:05
     計  6時間35分(休憩 約350分含)   13.3km   全行程の上り累積標高差 約850m
山    名  ニセイカウシュッペ山(1883m)、アンギラス(軍艦山 約1830m)
天    候  曇りのち、少し晴れ間あり


アンギラス、ゴジラの背でも良さそうだけどちょっと興味を唆るギザギザの岩山。
正式かどうかは分からないが別名を軍艦山。いや別名がアンギラスかも。
ニセイカウシュッペ山へ登った時も平山へ登った時も眼に焼き付いていた山だ。
ニセイカウシュッペからは近いのでどうって事は無いだろうと思っていたけど、この時期はそうでは無かった。

前夜は当麻の道の駅で車中泊した。
愛別から上川層雲峡までは高速無料区間を使い北見へ向かうR333を少し進めばニセイカウシュッペへ登山口への道標を右にみる。





そこからが長い、ゲートの開閉をして約15kmの砂利道だ。
早い時刻では無いけど駐車していた車は未だ一台。


  入林届をして、楽々歩きが始まるが熊さんに挨拶の笛を吹く。


 深い森で聞こえないかも知れないので結構頻繁に吹いた。
勿論二つの鈴でもチリンカランチリンカラン。


  左手奥にニセイカウシュッペか?山頂はガスで見えない。

 
 
幾ら進んでもアンギラスは大槍の裏になるので全く見えない。
先に登った方か?降って来られた。


  危険な雪渓が残っている所の偵察だと言ったおられたがこの雪渓ではないようだ。
その雪渓の小さい谷にはロープが渡されていたので頼ってアイゼン無しでも渡れた。
左の深い谷のトラバースが終わる頃、花が多くなる。


 
ハクサンイチゲ

  オオバキスミレ

 
キバナシャクナゲ

  アンギラス分岐でハイマツ帯に突入

 
 
アンギラス分岐付近ではハクサンイチゲ、エゾノツガザクラ、チングルマなど賑わってきた。
分岐から先ずはアンギラスへ。
これ迄との様相は変わり、ハイマツ漕ぎからだ。最初の厳しい雪渓は大きく巻いていて助かるが笹薮で足元は不安定、びしょびしょだ。
今度は100mほど下る所では嫌な急斜面の雪渓。出来るだけ笹薮の際で笹を掴み下る。密集した笹も滑るので緊張した。

 
 
鞍部まで降れば雪渓も無くアンギラスは近づく。




嫌らしい岩場も有ったがハイマツや雑木を掴んで一番高い岩の上に到着した。山頂標も何も無かったけど多分此処が最高点。
ギザギザの感じは渡島駒ヶ岳の山頂と似た感じだ。



 

 
イワウメ

  エゾコザクラ

 
戻りはアイゼン履いて雪渓を慎重に。怖い所は笹薮を登る。
安全な所まで戻り足元を見ると片方のアイゼンが無いではないか。
笹薮の中で外れたのだろうが、足元はドロドログシャグシャ、もう探す気力も無いので諦めた。


向こうの丸い山がニセイカウシュッペ山の山頂


分岐迄戻ればもう楽々の道。近いのでニセイカウシュッペ山頂にも寄ってみたが雲の中で寒い。
気分はもう花へ。楽しみながら下山した。

  
イワウメ

  ミネズオウ

エゾノツガザクラ

  ハクサンイチゲ

 
 キバナシャクナゲ

   カタバミの一種?


途中、表大雪の山並みが雲の間に現れてググッときた。しかしその後にアクシデントが待っていた。





長い林道では工事をしていた。
離合時にドロドロの土砂で埋まって見えなかった側溝に前の車輪が落ちてしまった。
大きな岩も車の横に。動けばグラグラ落ちて来そうだ。工事の方と相談した結果、大きなユンボが岩をよけてくれる。
ワイヤーで後ろへ牽引して車を引き上げてくれた。
バンパーが凹んでいるが車は何とか動く。車輪の中に土砂が一杯だったけど先ずは一安心。
上川のガソリンスタンドまで戻り高圧で特に車輪の洗車をした。

これで良し、では無かった。走るとシュルシュル音がする、嫌な感じだ。もう一度、次のガソスタで車輪の中を見る。
ブレーキとの間に小石が挟まっていたのだ。これを取り除いて一件落着となったが苦い思い出のアンギラス登山となった。

あとは層雲峡の黒岳温泉へ
  

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